越前和紙について

紙の神様 紙祖神 岡太神社・大滝神社

 国の重要文化財の指定を受けている、日本でも珍しい「紙の神様」を祀っている神社。

 今から千五百年ほど前、継体天皇が越前におられ男大迹皇子と呼ばれていたころ、この村里の岡太川の上流に美しい姫が現れて、「この地は清らかな水に恵まれているから、この水で紙漉きをして生計を立てよ」と、里の人に紙漉きの技を教えたといいます。

 この教えを受けた人々は、この姫を「川上御前」とあがめ奉り、岡太神社を建ててお祀りしました。

 社殿は天保14年(1843)に建立されたもので、「日本一複雑な屋根」を持つと言われています。